使ったら恥ずかしい…ヤバい和製英語たち10選(その他にも多数リスト)
英語学習中には数多くの「和製英語」に苦しめられた。
今すぐ滅んでほしい和製英語たちを列挙する。
ほかに注意が必要な外来語も挙げておく。
有名な和製英語の王様は、ガソリンスタンド = ガス ステーション(英豪はペトロールステーション)かもしれない。
だが、和製英語はそれ以外にも山ほどあって、学習者はもれなく苦しむことだろう。
ワースト10をはじめ、僕のメモをもとに集めてみた。
<使うとヤバい和製英語たち10選>
●シュークリーム
でました”靴クリーム”
英語だと cream puff 。エクレアなら eclair でいいんだが。
●ハイテンション
高電圧。なんというひどい和製英語。
せめて hyper, be excited, high spirit などなど。
●バイキング
海賊かよ!
食べ放題なら smorgasbord, buffet style, all-you-can-eat
もし忘れたら unlimited- とか take as much as we wantとか、とにかく意味を伝える
●オープンカフェ/オープンカー
意味不明だ。それぞれ、outdoor cafe, convertible 。
●コンセント
集中(consent)?謎の和製英語。米国 outlet, 英豪 socket
●サイダー
これから運転するのにリンゴ酒が出て来たら困る。
炭酸飲料としては米国だと soda pop など。
sodaだけだと炭酸水が出てくる。
●レンジ
microwave。動詞でも "Please microwave it" などという。
レンジ可は microwavable だ。
レンジアップなどさも英語っぽい語を誰が作ったのか。
●ジョッキ
出所不明の和製英語。
少しも面白くはないが、言ってしまいかねない率が高い。
言うなら beer mug とか jug だろう。
オーストラリアだとschooner
●肉のロース
僕にも意外だった完全な和製英語。
英語だと rib-eye らしいがあまり見ないし聞かない。
●ベビーカー
ナニソレ( ゚Д゚)小型車?
米国 stroller, 英豪 pushchair, buggy, pram 等
<ヤバい和製英語たち・次点>
●ウエストポーチ
惜しい。fanny pack だ。
●シャープペン
鴻海に買収されちゃったシャープ社の商標だ。
英語だと mechanical pencil メカニカルペンシルだ。
●ビジネスホテル
そのような言葉はない。economy hotel などで代用か。
●ライブハウス
こんな言葉はないらしい。
代替はないので ~ shop with live music とでも言うか?
●ペットボトル
それを言うならPET(ピーイーティー)ボトルらしい。
●ワンピース
dress だ。
●リサイクルショップ
second-hand shop, 中古品屋 thrift shop
僕はオーストラリアにいたころ、長らく thift(窃盗)ショップと読み違えていた。。thrift(倹約)だった。
●レトルト
vacuum-packed food
●コインランドリー
一体誰が作った言葉だろう。
米国 Laundromat(ローンドロマット)
英国 Launderette(ロウンドレット、レに強勢),
●ゲームセンター
米国 penny arcade, 英国 amusement arcade
●ソフトクリーム
これも和製。icecream屋では soft serve だったと思う。
なお棒のアイスは 米国 popsicle, 豪 ice block,
ウエハースは waferウェイハー
●BGM
こうは略さないからだれもわかってくれない。
background music
●ハンドル
steering wheel / wheel が正解。
カタカナだとステアリングだが発音[stɪər]なのでスティアリン に近い。
●クラクション
horn, 動詞は honk だから ”honk the horn”
ほか toot [tu:t] クラクションやラッパを鳴らすことをさす
当サイトは、アーカイブ型だ。
記事の粗製乱造はしないから、今後もこの記事を更新して書き足していく。
<ほかに取り上げたい、間違っている語たち>
ビニール袋
ゴーサイン
ハイタッチ
バスガイド
モーニングコール
キャンギャル
セールスポイント
サンプル
コインランドリー
カッターナイフ
キーホルダー
ホッチキス
ドライヤー
ホットプレート
マニキュア
アイマスク
ノースリーブ
オーダーメイド
ハイボール
ラストオーダー
<発音が間違っていてヤバいカタカナ語>
ルーズ、ガラス、コップ、コック、ブレーキ、キャブレター、フロック
<英語以外からの借用語>
これらを責めることはできない。英語が特別にエラいわけではないから。
アンケート(仏)、グルメ(仏)、レパートリー(仏)、ノルマ(露)、パン(葡/西)、スポイト(欄)、ピンセット(仏)、オルゴール(欄)、コンソメ(仏)、ランドセル(欄)
<日本でも使うが、若干意味が間違っている>
チャンス、ナイーブ、クラシック、ハンディ、
<和製英語死すべし>
これらは学習者にとっては邪魔でしかない。
ことわっておくが、僕は何でも外国が正しいと思っている「外国かぶれ」ではない。
たとえば以下のようなことは、理解しているつもりだ。
●日本にかぎらず、たとえばタイだってベトナムだって、独自のヘンテコな外来語(例:コーヒーをガフェ~と呼んだり)は存在する。
●和製英語にだって、ギャル(gal)のように、逆輸入されて英語圏で定着した語もある
●ご存じ tsunami, emoji 等、日本語のまま定着した語は多い。
●外来語を、自国語に直さずにそのまま使うということは、
悪いことばかりでもない(良くもないけど)。
学習者にとって1単語ぶん覚えるのがラクになる。
※たとえば、僕がある台湾の人と英語で話していたとき、その人が「ガイド」という語の意味がわからに、辞書を引き始めたことがあった。日本人なら、英語学習ゼロの人でも知っているだろう。
それはわかる。
だが、ここで挙げたように、赤っ恥をかきそうな和製英語たちは、正しく使われていない。なまじ英語っぽいので始末におえない。
「正しく輸入してたらよかったのに、なんでわざわざ間違えたんだ?」と、先人たちを恨んでしまったことだろう。
今後は、ゆっくりでもよいので、正していくべきだろう。