ふろむぜろぽいんと

社会人留学してしまいました。

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この問題わかる?ーTOEIC®900点では足りない理由

TOEIC®900点くらいじゃ英語はできない。

まずは、以下の引用を見てほしい。

 

試験の高スコアはどこまで役に立つか

出典:西田 大 English Path「外国人英語講師が思わず口にする本音・・・「日本人英語学習者は身の程知らず」について」(最終閲覧日2016年6月27日)
https://www.rarejob.com/englishpath/column/20150805/

以下引用(原文ママ)

私はTOEIC990点・英検一級などの実績のため、「完璧な英語力」を持っていると思われることがあります。しかし、実際は全く異なり、わからないことだらけです。
生徒の海外研修引率のため、オーストラリアでこの原稿を書いていますが、入国審査では係員の言っていることを3回程聞き返して露骨に嫌な顔をされました。昨日も、夕食で訪れたPUBの店員との会話が成立せず、全く注文する気のなかった料理を食べざる得なくなりました。こんなことは日常茶飯事です。

(中略)

海外のTV番組・・・10~70%。

アナウンサーが馴染みのある内容を明瞭に発声しているニュース番組なら大体は理解できます。しかし、通行人のインタビューや事件の目撃者の話は理解できない場合が多いです。
また、バラエティー系の番組は全く理解できません。政治家の討論番組も「興奮しているなぁ・・・」くらいしか分かりません。

字幕なしの映画やミュージカル・・・0~50%。

映画はジャンルによって難易度は大きく変わります。しかし、どんなものでもずっと字幕なしで見るのは相当きついです。ミュージカルは一度ロンドンで見たことがあります。最初から最後まで全く分かりませんでした。いつ拍手していいのかもわからないレベルでした。周りの観客が笑っているのに自分だけ「・・・?」という状況です。

以上引用

 
…いかがだろうか。

 「はい、同じく」

今は若干マシになったが、僕もスコアで900を超えたってオージー達の雑談なんてわからなかった。

このテストが使えないという意味ではない。ペラペラなのにスコアが低い人なんて見たことが無い。そんな人はやっぱり満点近く取る。指標としては機能している。

でも、TOEIC®テストじゃ十分ではない。

”いかにもTOEIC®的”な会話というのは、たとえばこんなのだ。
「ミスターブラウンの到着が遅れているみたいなので会議の時間を4時過ぎに変更しましょう」

…うーん。。。。

 

※注:当然だけれど帰国子女でスコア990という人はこの議論の対象ではない。

語学留学生や、ワーキングホリデーメーカー

さて、TOEIC®990の人でも大変なのだから、フィリピン留学する人たちやオーストラリアのワーキングホリデーの人たちの9割の実力はどんなものだろうか?

 

 答え:さらに不足している。

 

フィリピンの語学学校は日本系・韓国系の両方を経験した。

体験プラス他校の友人の話と合わせると、TOEIC®だと平均は500~600位で、900程度でもトップがとれてしまう。例外で一人くらいすごいヤツがいたとしても、二位はとれるだろう。

ワーホリ組は、飲食店のウェイトレスなんかで流暢な人がたまにいるくらいだった。多数派の人は日本人の職場である日本食レストランか、農場(ファーム)や倉庫で、韓国、台湾、南米系やアラブ系の英語ノンネイティブ同士で集団を作っていた。

 

見てきた限り、語学学校組とワーホリはそれほど喋れない。
大学留学組はみんな喋れる。
出会ったサンプルは100人以上。なぜだろうとずっと不思議に思っていた。

※ 言っておくが語学留学もワーホリも否定しない。
そもそもワーホリは体験が目的であって語学が目的ではないし、
語学留学だってまだ下手だから練習をしに来ているのであって、なにひとつおかしいことはない。全面的に正しい

 

だから、ここで挙げたのはただ、

「世の人からみたら英語できると思われているけれど、本当は思われているよりもずっと下手なんだよ」

という事実を伝えたかっただけだ。

 

実力が足りないと思うのはなぜか

彼らだって、友人として付き合う程度の英語はできる。
「ぼくの国では~」「~が付き合っているらしい」「~はここがイヤなの」

…こうした会話にはさほど支障がない(…ことが多い)。

 

それなら「話せる」と言っていいだろが!! という言われそうだ。

 

でも、敢えてここではハードルを高くして考えてみる

 なぜなら

・多くの人は自分のレベルに満足していない。
 留学後の自分に抱くイメージでは、もっとできるはずだった。

・企業や周りの人が留学生に対して抱く期待に達していない。
   彼らのうち仕事で使える人は少ない。

・映画もテレビ番組も雑談も聞き取れていない
 だから、これで十分だと思っている人は、少数派だ。
 

 

そして、次が一番の問題だ。

・英語圏なら5歳児でも使うフレーズでも、言えないことがある。

 

だから到底、満足なんてできない。

 

問題です。

たとえば、例題。
ネイティブ5歳児でも答えられるスーパー日常会話で、単語も、一番下を除き日本の中学レベルだ。

 

●英訳せよ

キャップがぽろっと取れちゃったよ

 

●英訳せよ。
ポールが立っていてその上にヒモが渡してあるよ。

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● 英訳せよ。

イテッ  ドアに指はさまれた!

イテッ 足の小指ぶつけた

 

●英訳せよ

生姜をおろしてちょうだい。

生地をこねてちょうだい。

 

以上

 

超・日常的な言葉たち。

5歳児でも使う言葉たち。

でも、ハイスコア保持者で、詰まってしまう人も多いのでは。 

 

以上、結論としては、

ビジネスに特化し、読む・聞くだけのTOEIC®だと、こうした日常的なことが身につかない。

 ※もし「脊髄反射で正しく答えたよ」というなら謝りたい。ごめんなさい。例題だと、現地でレストランのバイトやってたら答えられる問いもあるだろう。 

 

今後の記事で、どうすればよいか?についても考えていきたい。 

 

追記:なお、点を取ってもしゃべれないとディスっておきながらも、統計的にみて何点取れば「スゴイ」と言っていいのかを以下の記事で割り出してみた。

www.fromzeropoint.com

 

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